カンボジアのボジ子。

カンボジアで2年の仕事を終えて一時帰国中。シェムリアップの美味しいレストラン、手作りごはん・お菓子、たまに観光・旅行ネタ、ダイエット、コスメなど広く浅~~く。

人生に影響を与えた一冊

東北に行く準備を。

10月入ったら10日ほど東北に遊びにいくので

ゆるゆると準備をおっぱじめたいのですが・・・

とりあえず登山も海外旅行もイケそうな

バックパックを買ったところで満足して終了。

昨日はそんな休日でした。

 

行くまでに必ず治したかった外耳炎(両耳)も

内服薬で完治したので、

あとはほんとに、

バイト行って親友の結婚式出て

ルピシアグランマルシェ行って友達と遊んで

バイト行って荷物つめてお土産買って

Peachの受託荷物ネットから申し込んで飛行機乗るだけ。

Wow!結構あるっ!

 

気付けば四半世紀も生きていて

セーラー着た中学生を大人だと思ってた時期を過ぎて

いざセーラー着たらまだまだ自分はガキんちょで、

ブレザー着たら大学生が大人に見えて、

大学入ったら社会人がますます大人に見えて、

現在私は・・・社会人でもなんでもない場所にいて、

今となっては、日本で社会人経験を積んでいる同級生が

みーんな大人に見えます(笑)

 

それでも焦ることはない(しろよと言われる)。

「別になんだっていいんだなー」って、

肩の力をすっと抜いてくれたのは・・・

 

前にもブログで紹介した、

糸井重里さんの「はたらきたい。」でした。

 

 

www.bodiko.net

 

てわけで、

 今週のお題「人生に影響を与えた1冊」について書きます。

 

 

「はたらきたい。」はどんな本かっていうと。

「はたらきたい。」とは、

「そうそう、よう言うてくれました、ほんまにその通りなんです」

って思うような、就活生の苦悩に共鳴しつつも、

ほんでもまあ、就活批判ばっかりしていても何の意味も無いから、

「じゃあ自分はどうなんだ」と常に自問自答しながら読み進めました。

そしたらね。

自分が如何に「働く」事に対して無関心なまま就活していたか、

という事に気がついてしまって・・・辛い。そして耳が痛い。笑

 

 と、2月の私が申しております。

 

あ、ボジ子手ぇ抜いたな。って思った人、正解です。

正解だけど、不正解。

送り手(本)は一生変わらないけど、

受け手(わたし)は毎日変わる。

 

今はまた、違うところが心に響くし、光って見える。

 

何度も読み返すことに意味があって、

せっかく出会ったからにはたった一度読んでオワリでは

もったいないなって、そう思える本です。

 

この本の「響く」ところ

1.「節目」をデザインすること

2.節目と節目のあいだは「がんばる」こと

 

この2つです。

 

言っていることはものすごくシンプルだけど、

どっちもめちゃめちゃ大切で、大変で、

特に「節目をデザインする」ほうは、

不安定な気持ちのままではできないこと。

 

やっぱり今までの人生で一番大きな決断は、

大学卒業後すぐにカンボジアに行ったことだった。

 

そりゃ、わたしだって不安である。

そもそも英語は絶望的に出来ない、現地の言葉なんか何も知らない、

というかカンボジアに行ったことすらない。

そのうえ否定的なことだって言われた。

とりあえず3年は日本で働くべきだとか、

人生1度きりの新卒採用棒に降るなんて、だとか。

 

そうなったらもう、意地。

内定をもらってから大学を卒業するまでは

英会話を勉強するかたわら

在住者の方がたのブログにかじりついて

現地に行ってから泣かないように情報収集する日々が続きました。

(それでも泣くことばっかりだったけど・・・結果それすら楽しかった)

 

でも不安とか怒りとかが薄れてきたら、

ある日出国の日が待ちきれないぐらい楽しさが爆発してる自分がいた。

 

次は私が「そういう人」になりたい

「ボジ子は一生そうやって楽しそうにしててよ」と

サラッと言ってくれた友人、

「ボジ子にしかできんことや」と言ってくれた高校の先生、

その他いろいろ...

みんなが私を肯定してくれたから、私は私で居られるわけでして。

 

「不安定な気持ち」のわたしを後ろから押してくれた人、

前から引っ張ってくれた人、よこから支えてくれた人、

色んな人のおかげもあって、

ボジ子という一人のニンゲンは毎日楽しく生きていられます。

 

否定的な事を言われてすぐにグラグラして、

何に対しても全力、

いい大人になるために必死で、

食べても食べてもハラペコだった、

そんな10代とはちょっと違った「じぶん」な気がしていますが、

多分私は変わったんじゃなくて、

気付いたんだと思うんですよ。

 

それに最初に気付かせてくれたのは、

カンボジアで出会ったひとりの素敵な女性。

どうやったらそんなにたくさん「ありがとう」が言えるのか、

人を褒める言葉がすらすら出てくるのか、

嫌味なく肯定できるのか、

最初は全く分からなかったけれど、

この本を読んで、その人の事を想って、リンクした。

 

その人が一言明るい言葉をくれるだけで、

目の前が明るくなって、

肩の荷がぜーんぶおりた。

そんな経験を何度もしました。

 

前に立ちはだかるものは大きく見えるのに、

うしろのほうから追い風が吹いていることには気がつかなかった。

そういう時期を抜け出して、

前向きになれる、心があったかくなる、

明日がくるのが待ち遠しい、

そんな前向きな言葉をくれるたくさんの人が、

実はじぶんのまわりには居たんです。

(それまで気付かなくてごめんなさい)

 

その人は、カンボジアをいったん離れると決めたときも、

「栄転おめでとう」と言ってくれました。

あ、この人は、わたしがこれから「頑張る」ってことを

信じてくれてる上で、「おめでとう」って言ってくれてる。

そう思ったら、胸がじわーっと温かくなった。

 

で、これらのたいせつな事に気づいた私が

次に思ったのは、

「次は私がそういう人になりたい」ってこと。

もちろん、適当に「いーじゃんいーじゃん」と言うんではない。

でも、多数派の気持ちを代弁しますよって顔で

やっとこさ自分が決めたことを無責任に否定されるより、

せっかく決心しかけてること話したんだから

「がんばって」とその人の言葉で言ってほしかった、

そんな誰だって経験するような思いを人なりに経た今だからこそ

自分は「がんばって」と言えるほうの人になりたいなと。

 

 そういう思考で生きていれば、

もっと楽しくて明るい未来を引き寄せられるんでは・・・と、

こういうところに繋がるワケですね。

 

 

で、なにが言いたいかというと

この本のあとがきで糸井さんは

事情やら、経緯やらを考えすぎると、

自分の歩いていく道を見失いがちになるものだ。

根拠や理由を説明されなくても

「だいじょうぶだよ」と言われるだけで

足取りが確かになることもある。

 とおっしゃっています。

 

つまりこの本は、あと一歩が踏み出せない人、

やりたいことがあるのに「でもなー」って自分を縛りつけてる、

そんなひとの後ろから、ぽんっと背中を押してくれる本なんです。

 

新装版 ほぼ日の就職論「はたらきたい。」 (ほぼ日ブックス)

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  • 作者: ほぼ日刊イトイ新聞,板尾創路,ピエール瀧,天久聖一,浜野謙太[SAKEROCK],金井壽宏,河野晴樹,しりあがり寿,みうらじゅん,矢沢永吉,糸井重里
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糸井さんの「しごと論」は、読むすべての人の推進力になる。

だから、この本のことを知ってもらいたいし、

もし真っ暗な闇のなかで迷ってそうな人、

バンジージャンプの飛び込み台の上でオロオロしてる人が居れば、

「そういえばこんな素敵な本がー・・・」と

ススメていただきたいのであります。

(ステマではありません、断じて。笑)

 

日本に帰ってきてから、母校凱旋で講演を3本やらせてもらいました。

スライドの一番最後に「おすすめ図書」として

この本を紹介させてもらいました。

 

じつは来月も1本(母校ではありませんが)、

なんと東北旅行から帰ってくる日にお話をいただいています。

 

私はなんか大きいことを成し遂げたわけでも、

起業したわけでもないけれど、

これからあんなことしたい、いつかこうなりたいと

もがいてる(最近おサボで、もがいてすらない)私だけど、

ちょっとだけ勇気振り絞って、1歩踏み出して

カンボジアに2年住んでみたらこんなに楽しかったよ!

ってことを伝えたい。

なおかつ、

やりたいことをやって楽しく生きてる時間を積み重ねて

いつか「しごと」を創っていきたいよね~って、

一歩先に大学とか就活とか経験したボジ子として、

高校生のみんなと響き合えたらいいなーと思っています。

 

最後に

これ書くためにもう一度「はたらきたい。」を読み直して、

新たに思ったこと。

 

これからはもっともっと、

「こうでなければならない」に囚われずに、

水のように生きていきたいなー。

 

 

お読みいただきありがとうございました(^o^)丿

 

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