カンボジアのボジ子。

カンボジアで2年の仕事を終えて一時帰国中。シェムリアップの美味しいレストラン、手作りごはん・お菓子、たまに観光・旅行ネタ、ダイエット、コスメなど広く浅~~く。

「イイネ!」しかないFBに敢えて「ヨクナイネ!」ボジ子、ザッカーバーグに怒ってます。

ボジ子のオピニオン記事

ボジ子、この記事でブログ開始から通算274本書きました。

そしてこの記事で275本目。

しかしその中に、オピニオン記事というのは

これと、

 

この2つしかありません。たぶん。

 

何故かというと、この場所には思想、政治、宗教などの偏りをもたせず

ただ単に美味しいモノ、楽しかったコトを書く場所にしたい・・・

というのはただの建前で、

本音を言うと荒れるのが怖いからそういうことをしたくないんです。

ブロガーさんなら分かってもらえる・・・ハズ。

知らない人からの罵詈雑言が気持ちいいワケないんです。

だから炎上した人のブログを見ると「メシウマwww」とはならず

明日は我が身だとブルブル震えてます。 

 

 

 

 

 でも今回は、あえて、あえて書きたい。

さっき幕張メッセから帰ってきて、

尽未来際の楽し過ぎたレポートを忘れないうちに

書きたいところなんですが、

あえてそうではない記事を書きます。

 

私はフェイスブックユーザーであります。

フェイスブックは、カンボジアに居る間も、

日本の皆と繋がれたSNSであり、

出会った旅人さんや色んな国の人ともほどよい距離感で

なんとなくお互いの事を認識できる、

ありがたいコミュニケーションツールだと思っています。

 

ところがどっこい。

昨日あたりから様子がおかしいではありませんか。

 

なぜか皆、フェイスブックの顔写真に

うっすらとトリコロール色のフィルターをかけている。

それは瞬く間に広がり、友達一覧を表示したら

フランス国旗まみれになっているのです。

 

どうやら、

 

誰かがFBの機能を使ってプロフィール写真をトリコロール柄にする

それがウォールで拡散される

また誰かが同じ事をする

 

を繰り替えして、パンデミック的にひろがっているようです。

 

 

「フェイスブック フランス」とすぐに検索をかけました。

そうしたら出てきたのは、

トリコロール色のフィルターをかけた

Facebook創設者マークザッカーバーグの写真。

 

それも、すごい笑顔の。

 

f:id:candyman0618:20151116092953j:plain

 

ボジ子、心の声「なに笑っとんねん!」

 

私はこのプロフィール写真に、心の底から「ハァ?!」と言いたくなりました。

同時多発テロの起きたフランスの国旗をプロフィール写真に掲げて

こんなにも笑っている。

私には彼が、黒服に身を包んで爽やかな笑顔で

お葬式にやってきた人のように見えてしまうのです。 

 

私のプロフィール写真は、

能面をかぶって生芋を振りかざしている写真です。

こんなものにトリコロールを重ねて

「Pray for France」なんて、失礼過ぎて絶対にできません。

 

そして、彼のこの行為に対して、

12万以上のイイネ!と、12千を超えるシェア。

それほどの拡散力のあるCEOが、

「あなたのプロフィール写真にも設定できます」と

この機能を拡散させていく。

 

私は彼のプロフィール写真に怒りを覚えた以上に、

このフェイスブックに実装された謎の機能に

言葉に表しようのない不快感を覚えました。

その機能を使った人に対してどうこう言うつもりはありません。

そこには個々の意志、信念、祈りがあると思いたいし。

 

さらにこのPray for France仕様の謎の機能、

それを自分のプロフィール写真に適応させておく長さまで

決められるんです。

 

1時間、1日、1週間、永遠。

この機能を仕様することで「祈り」を表現した人のなかで、

永遠に期間を設定して、本当に永遠に使う人が

果たしてどれぐらいいるでしょうか?

 

「フランスのこと考えてますよ」っていう

「カタチ」さえあれば、なんだって良いんでしょうか?

祈るというコトの本質はこんなにも

インスタントなモノなのでしょうか?

今回のテロで失われた命やそのご遺族、

心身共に傷つけられた多くの人の傷は、

流行廃れと共に消えてなくなるようなものでしょうか??

 

このFBのクソみたいな機能を使った

お手軽感満載の祈り「だけ」で終わらせている人が居るならば、

私はこれらの疑問を投げかけたいです。

もちろん、そうじゃないと思いたいですが。

もうね、アイスバケツチャレンジを思い出して仕方がないんですよ。

この手のファッション感覚の流行を見ていると。

 

そしてもう一つ、ツッコミたいのが。

「何でフランスだけなん?」

これに尽きます。

 

確かに今回の事件は大変ショックなものでした。

平和な先進国の観光地で起きた、

あまりにも悲惨な出来事。

 

しかし、何かひっかかる。

 

え?なににひっかかるって?

 

だってさ。フランス、さっそくシリア空爆してんじゃん。

欧米の勝手な理屈と価値観で、

アレはよくてコレはダメなんて言われてもさ。

 

空爆はずっとずっと続けてるくせに

1度テロが起きたからって

また「テロ行為に対する報復」で空爆して・・・、

「点」でモノゴトを見ず、「線でつなぐこと」を心掛けて

意識的に情報を取捨選択したら、

シリアで亡くなっている星の数ほどの尊い命も

今回パリで死傷したたくさんの方の命も

おなじ「国家」の犠牲者である事に変わりは無いのではないかと。

 

だから私は、そんな「国家」を

片方だけ支持するようなことはしたくない。

両方、人殺し。両方、犯罪。両方、人道に反している。

 

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DAYS JAPAN 2015年 08 月号 [雑誌]

 

私が中学生から大学卒業まで愛読していたこの本は、

テレビや新聞で見ることのできない問題が多数取り上げられており、

私も分からないなりにそれらに目を通しました。

文章は正直、あまり頭に入りませんでした。

ぱっぱらぱーの中学生に中東情勢は難しかった。

しかし、何より一番直感的に訴えてくる「写真」に

何度も何度も戦慄がはしりました。

 

何人の命がとか、どうやってとか、国の情勢がとか、

そんなことは抜きにして、

人が死んでいることには変わらない。

どっちも人殺しだ。

だから、私は空爆を許さない。

テロが起きたからといって特別に納得することもできない。

だから、フランス国旗で自分のプロフィール写真を

染めることはしません。

アメリカのSNSのサービスにのせられることもしません。

かわりにこうやって文字にして意思表示しました。

だって私の気持ちは、思いは、

ただプロフィール写真をトリコロールにするだけじゃ

何も伝えていけないもの。

 

そして、”Pray for France”ではなく、

”Pray for the Victims"は、心の中で静かに。

 

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